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夏も神戸でZABADAK!!(辻褄合わせ2011・その3)

 実はこの時のステージでアナウンスされ、瞬時に「ぜってぇ行くぞ!」と決意した(笑)
 だって吉良さんに「100曲演ります」なんて言われたら、ファンは「行く」一択っス!二度目はないかもしれない耐久ライヴ、楽しいに決まっているじゃないの。
 そんな訳で―――お盆過ぎ、夏の終わりのZABADAK再び!レポートをどうぞ。

 さてさて、100曲(予定)は流石に一幕2時間で終わる訳などない(笑)ので、3部構成で休憩を挟みながらのステージに。
 サブタイトルは下記のとおり。( )内は補足、もしくはオイラのツッコミでぃす。
  1部:吉良知彦&小峰公子 基本のZABADAKコーナー(←コーナーて:笑)
  2部:更にモメカルをゲストに迎えてあんな曲やこんな曲を演奏
   (モメカルは、モーメント・ストリングカルテット、の略。
    Vln:有馬真帆子さん、山本紗由さん、
    Vla:飯田香さん、Vc:郷田祐美子さん)
  3部:吉良知彦の濃厚ずぶずぶZABADAK(←濃厚でずぶずぶ…?)

 2時間のライヴならセットリストのほとんどを覚えて帰れる!のが自慢なんですが(笑)、流石に100曲は無理!ってんで、簡単にメモってました。でも、暗闇で走り書きした文字が解読不能だったり、アルバムを網羅できてないのでタイトルがわからなかったりして、いくつか抜けちゃったわ(^_^;)ライヴ終わってからの吉良さんのツイートでは、全51曲、だったそうです。
 吉良さん、小峰さんのツイートでいくつか補完したけど、やっぱりわからなかった曲は虫食いのままだし、曲順は多少前後しているかもだけど、せっかくなので記録用のセットリストを上げておく。←結構がんばった方だと思うのよ!

1部:吉良知彦&小峰公子 基本のZABADAKコーナー
 (Unknown)→双子の星→線香花火→海を見に行く→Still I’m fine
 →降りそそぐ百万粒の雨さえも→明日からの風→街角・影法師→樹海―UMI―
 →Birthday→冷たい夜に→はじめてうたったうた→Dier Paidir

2部:更にモメカルをゲストに迎えてあんな曲やこんな曲を演奏
 銀河鉄道の夜→夜毎、神話がたどりつくところ→遠い音楽→四月の風→ひとつの事件
 →生まれては別れにむかうわたしたちのために→Wonderful Life→月と金星
 →Poland→夢を見る方法→Easy Going

3部:吉良知彦の濃厚ずぶずぶZABADAK
 Windy tale~水の踊り(メドレー)→つま先から向こう側→かしはばやしの夜
 →やまなし→わにのゆめ→Mistique Fly→オハイオ殺人事件→満ち潮の夜
 →かえりみち→(Unknown)→(Unknown)→アポロの月→Something In The Air
 →COTTLESTON PIE→Tin Waltz→夏日記→ひと→Airport→マーブルスカイ
 →人形たちの永い午睡→チグリスとユーフラテスの岸辺→DREAMER
 →駆け抜ける風のように→小峰さん再登壇、続けて2曲(Unknown)→光の庭で
 →(アンコール)豊饒祝歌

 14:30開場~終演21:00という長丁場だったので、色々あったのに何がどの曲の辺りで起きたのか覚えきれず…とりあえず、日記に書いたことをポツポツ拾ってみると。
 全体の印象として、直近リリースだった『ひと』と、全然ノーマークだった『賢治の幻燈』(宮沢賢治のコンセプトアルバム)からの選曲が多くて、3部のことを考えて1部&2部は小峰さんヴォーカルの曲が多かった、かな。
 小峰さんのヴォーカルで初耳だった「海を見に行く」と、3部でダンサーの吉田さん(真っ白なドレス+真っ赤なリボンがお似合いで、タンバリン持ってのパフォーマンス)と一緒に登壇して歌われた「満ち潮の夜」は、どちらもキリリとした声が恰好良かった
 長丁場だったので、ギターの弦が切れたり、吉良さんがすごい噎せちゃったり、ハプニングも続々だったけど(^_^;)、客席からのリクエストにも答えて下さって(そんで譜面がなかなか見つからない…:笑)、本当にめくるめくひととき!「かしはばやしの夜」、「オハイオ殺人事件」は、オーディエンスが(勝手に)コーラスつけてもOK!的な懐の深いステージだったのがとても嬉しかった。
 すごく意外で、でも個人的にすごく嬉しかったのは「Mistique Fly」と「Something In The Air」の2曲。両方ともアルバム『Something In The Air』に収録されているんだけど、ファンの中ではアルバム自体の評判が良くない(と思う)んですよ。でも「音楽が安易なJ-POPになってしまって嫌だ」と言われる原因となった(ように思われる)「Something In The Air」の作詞が、私は好きだったサエキけんぞうさんだったので、否定されることで傷ついたりしたんだよねぇ…だから、吉良さんがこのライヴの時の選曲に入れて下さって、本当に救われた気持ちだったんだ。まぁ、やっぱりZABADAKらしくないと言うか、セットリスト中では浮いてたかも、だけど(^_^;)
 アルコールが入った小峰さんが再登壇して、マイクなしで歌って下さった「光の庭で」は、本当に力強く、迫力があって鳥肌モノに美しかったし。
 どんだけ歌ってもらっても満足しない、鬼のようなファン(笑)に応えて下さったアンコール「豊饒祝歌」はオーディエンスもガンガン!コーラスで参加して、とてもとても楽しかったし。
 今思い返しても、まるで夢のような、豊かでしあわせな時間だったな。

 このライヴのあと、吉良さんは「上野洋子がいた時代も、松田(克志)くんがいた時代も、僕には等しく愛しい」というツイートをされていて、小峰さんはブログでこんなふうに書いて下さっていました。
 お二人のこの想いだけで、ファンはもう充分幸せだ、と思う。私は三人のZABADAKはリアルタイムでは知らなかったけど、二人のZABADAK時代はドップリ浸って過ごしたし、吉良さんが、小峰さんが作り上げ、聴かせて下さるZABADAKの音楽は、私の中に確かに根付いてしまっていて、なかったことにはできないから。
 聴く側の身勝手な想いで「好き」だったり、辛い時に縋ったりするだけだと思ってたけれど…それでも「ありがたい」と思って下さることは、とても幸せなことだと思う。
 こんな両想いは、ほんとに嬉しい、と思います。

 今月末には、東京で25周年記念ファイナルライヴがあります。
 私は行けないので(^_^;)、末長く活動して、新しい世界を見せて下さいますように!と祈る貪欲なファンの存在を許していただきたいなぁ、なんて、遠くからコッソリ応援するGWの終わり、なのでした!

# by mintgarden2004 | 2012-05-06 23:54 | 音楽博物館 | Trackback | Comments(0)

2012年4月度 読書メーターまとめ(2)

 4月分の続き。

×××HOLiC(1) (KCDX)×××HOLiC(1) (KCDX)
全巻再読キャンペーン開始。先日読了した梨木香歩『家守綺譚』と【わたぬき】繋がりw今見ると、1巻では随分幼い絵柄だったんだな、という印象。効果にスクリーントーンを使わず、手書きしていることで紙面に独特の雰囲気があって、「この世には偶然なんてないわ あるのは必然だけ」等、侑子さんの含蓄のある科白が散見される1巻は、作者の強い意気込みが感じられる。今は表紙の【蝶】のモチーフにも気付く訳ですが、初読み時は、『ツバサ』と繋がっていく謎だらけの物語にワクワクしたものです。
読了日:04月21日 著者:CLAMP
×××HOLiC(2)(KCDX)×××HOLiC(2)(KCDX)
全巻再読中。【本物の占い師】の話を読むと占いに対する概念が変わっちゃうなあ。悩みは解決したいけど、自分の生き筋まで知って(同時に、誰かに知られて)しまう覚悟はない、ので、一対多数でいいです…。『ツバサ』関連とモコナ・モドキ誕生の意外な展開も興味深いんだけど、実践・百物語がすっごく怖いっス!!!こんな時間(0:00過ぎ)に読むもんじゃねぇ…orz
読了日:04月22日 著者:CLAMP
×××HOLiC(3)(KCDX)×××HOLiC(3)(KCDX)
全巻再読中。エンジェルさんの話は四月一日にしか視えないというオチが、願いを叶える猿の手の話は身勝手で傲慢な人の心の在り様が怖すぎた。今市子さんの『百鬼夜行抄』も怖いけど、この作品はこどもの頃から知っている怪談(都市伝説?)が題材になっているぶん、より身近な恐怖を覚える。オカルトに対する作者の理解と言うか、立ち位置が如実に表れてますね。キャシャーンネタ(知ってますよ…:苦笑)と、狐のおでんに和む。
読了日:04月22日 著者:CLAMP
×××HOLiC(4)(KCDX)×××HOLiC(4)(KCDX)
全巻再読中。言霊は大事。何事も負の暗示をかけるのは良くない、ということですね。「言うは易し 行うは難し」なので、意識して心がけなくては。文句垂れつつも侑子さんちのバイト君として馴染んでゆく四月一日は、この辺からだんだん修行っぽくなってきてる(笑)座敷童は、通りすがりで知り合った人や霊にも情けをかけてしまう四月一日の優しさに惹かれたのかも(ところで、座敷童がいつ四月一日に惚れたのか判然としない…これから先に出て来るんだったか?)。
読了日:04月22日 著者:CLAMP
×××HOLiC(5)(KCDX)×××HOLiC(5)(KCDX)
全巻再読中。四月一日も百目鬼もほんと誠実でいい子だなあ、と紫陽花の話を読んで。紫陽花を救うためだと断言した雨童女との認識の断絶に、傷ついたような四月一日の表情が印象に残る。後半は、管狐がかわゆーてかわゆーて…萌えるわぁ!←オイラ、動物?に弱すぎる(笑)
読了日:04月22日 著者:CLAMP
×××HOLiC(6)(KCDX)×××HOLiC(6)(KCDX)
全巻再読中。この巻読んで、夜に爪を切るのが怖くなったんだよ…orz 四月一日と百目鬼との縁が深くなってきたところで、百目鬼の鋭さと濃やかさが四月一日をこの世に繋ぎとめる錨になっていることに安心する。四月一日の対象を選ばない優しさは長所であり、最大の弱さでもあるので、読んでてハラハラする。百鬼夜行のあとの甘露が美味しそう~&満月の時にだけ出会える鳥の発想は、雅で美しいな。しりとりが護法になるというのも良い(考えてみれば、夜道が怖い時は声を出して歌ったりもするね)。
読了日:04月22日 著者:CLAMP
×××HOLiC(7)(KCDX)×××HOLiC(7)(KCDX)
全巻再読中。四月一日と、百目鬼、ひまわりちゃんとの因縁が加速していく巻。侑子さんは、四月一日に甘いように見えて、実は彼の味方という訳ではないし、願いを叶える基準を世の中の善悪に置いたりもしない。完全にニュートラルな立ち位置は時に冷たく思えるけれど、自分の分を弁えている、ということなのかな。真ん中に挟まった【真実の写った写真】の話はやっぱり怖い&本の文字を食らう「本の虫」なんてイヤだっ!
読了日:04月23日 著者:CLAMP
×××HOLiC(8)(KCDX)×××HOLiC(8)(KCDX)
全巻再読中。7巻で奪われた四月一日の右目が永遠に失われて、その代わりに、失うことを許されない【モノ】を四月一日が手に入れる話。自分を簡単に投げ出すことは、自分に関わる人の想いをも蔑ろにすることだと、辛辣な女郎蜘蛛の言葉にも、四月一日を労う侑子さんの呟きにも、胸を衝かれる思いがした。いまや【自分しか大事じゃない】人も多いけどね…。百目鬼が侑子さんの店までやって来てしまい、いよいよ物語が辛い方へ転がり始めたなあと思いつつ、雷獣と雪遊びの回で和みました。
読了日:04月24日 著者:CLAMP
×××HOLiC(9)(KCDX)×××HOLiC(9)(KCDX)
全巻再読中。四月一日は多分、無意識下で意識して、ひまわりちゃんのことをつきつめて考えないようにしてるんだろうなぁ。夢買い、本当にできたら楽しいだろうけど、悪夢だった場合はそれなりに覚悟が必要ですね(^_^;)小羽ちゃんが登場して、能動的に人と関わろうとする四月一日が新鮮だったり。桜の樹に住む霊を送る話は、季節柄、ほろほろ…と零れ落ちる花びらの儚い美しさが思い出されました。
読了日:04月25日 著者:CLAMP
村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)
『家守綺譚』からの流れで再読。百年ほど昔の土耳古で考古学を学ぶ留学生・村田の異文化や異世界との交流が、諧謔を交えたやわらかな目線で綴られる。この物語はまるで「この世で決して見えることのなかった人々の、ごくごく個人的な喜びや悲しみ、生活の小さな哀歓が、遥かな時を超え(本文より抜粋)」て来たように胸に迫るものがある。だからこそ最終章で、言葉を発さなくなった筈の鸚鵡が「友よ。」と叫んだ時、覚えず落涙してしまうのだ。生きた言霊が沢山詰まっていて、本当に何度も読み返したくなる作品です。
読了日:04月25日 著者:梨木 香歩
×××HOLiC(10) (KCデラックス)×××HOLiC(10) (KCデラックス)
全巻再読中。ひまわりちゃんと、四月一日が経験した不運との因果関係が明らかに。死にかけた四月一日に、「やっと気付いた?」とにっこりするひまわりちゃんにゾッとしたけれど、それはこの時に【笑った】からではなく、その笑顔に絶望と諦観を見るからだ。四月一日が、ひまわりちゃんを見捨てなくて良かった。四月一日が生きることを選んで、対価を払ったひまわりちゃんと百目鬼の想いが報われて、ほんとに良かった。眠る四月一日と彼に託された卵との会話はとてもやさしくて、ほわんと温かい気持ちで本を閉じることができた。
読了日:04月26日 著者:CLAMP
×××HOLiC(11) (KCDX)×××HOLiC(11) (KCDX)
全巻再読中。『ツバサ』の方の絡みで、この辺りからこっちの物語世界にも少しずつ綻びが生じてきてたんだな。小羽ちゃんの話はまだこれからディープになって行くのだけれど、とりあえずこの巻では、蒲公英(ひまわりちゃんちの子になった小鳥)、無月(管狐)、おでん屋の子狐くんが、四月一日大好きオーラ出しまくり!ですごく可愛いvそして家事全般に通じてて、料理上手な上に、編み物までできてしまう四月一日…なんて女子力の高い男子なの(^_^;)
読了日:04月27日 著者:CLAMP
×××HOLiC 12 (KCDX)×××HOLiC 12 (KCDX)
全巻再読中。『ツバサ』とクロスオーバーしたら、四月一日の現実と夢の区別がつかなくなって気持ち悪い展開に…嗚呼。夢オチに辻褄を求めるのは無粋なことだとわかっちゃいるけど、つくづく読者に不親切な作りだ(^_^;)さくらにも小羽ちゃんにも、そして侑子さんにも向けられる四月一日の誠実な優しさが、もう読んでいて辛くなってきた。『ツバサ』も探し出さなきゃな…。
読了日:04月28日 著者:CLAMP
×××HOLiC(13) (KCデラックス)×××HOLiC(13) (KCデラックス)
全巻再読中。人を呪わば穴二つ、【強く願えば叶う】が、方向を誤れば足元を掬われるということに気づかない不幸(高尾滋さんの『いっしょにねようよ』と無意識に比較してみたり)。小羽ちゃんが、変われる勇気を、泣ける素直さを、「ありがとう」と言って笑える自由を取り戻せて良かった。でも、混迷の12巻を経て目覚めた四月一日は、もう色んなことに気付き始めているし、敏感な百目鬼はその変化を察している。崩壊の足音がする。読み進めるのが億劫になるなぁ…。
読了日:04月28日 著者:CLAMP
×××HOLiC(14) (KCデラックス)×××HOLiC(14) (KCデラックス)
全巻再読中。言葉が少ない百目鬼が、四月一日の事をどう思っているのか初めて語っている。小羽ちゃん、グッジョブだよ!“四月一日の存在”に関する秘密が明かされて、【店主】としての四月一日の初仕事も始まって。“終わり”が近いことは、1巻以来侑子さんだけだった表紙の表に四月一日が描かれていることでもわかる。遥さんと侑子さんの邂逅シーンが好きなんだけど、これ、どちらの夢なのかを考え始めると混乱する…(^_^;)
読了日:04月29日 著者:CLAMP
×××HOLiC(15) (KCデラックス)×××HOLiC(15) (KCデラックス)
全巻再読中。四月一日の存在を願う侑子さんと、侑子さんの願いを叶えるために店を継ぐ四月一日との最後の契約がたまらなく痛い。まるで呪いのようだとさえ、思う。結局、『ツバサ』を併読しても侑子さんの時間を留めたクロウ・リードと侑子さんの関係性は不明だし、侑子さんが何故小狼とさくら、小狼の半身である四月一日を「あたしの大切なひと」と言うのかも謎のままだったなあ…。侑子さんが百目鬼に託した卵の意味も。
読了日:04月29日 著者:CLAMP
×××HOLiC(16) (KCデラックス)×××HOLiC(16) (KCデラックス)
全巻再読中。四月一日は選んだんだな、としみじみ。『籠』になってからの物語は、客の願いを叶えるパターンに戻ったけど、侑子さんを真似る四月一日の退廃的な婀娜っぽさは何事だ?&モコナは何気に苦労性ね(^_^;)何も孵らない百目鬼の卵、最初は【店の在る時空そのものを消すもの】かも?と思ったけど、【四月一日の記憶から、侑子さんを消すもの】のような気がしてきた。私の理解、追いついてるかなあ…?
読了日:04月29日 著者:CLAMP
×××HOLiC(17) (KCデラックス)×××HOLiC(17) (KCデラックス)
全巻再読中。女郎蜘蛛再び。彼女の言葉が相変わらず的を射ていることに驚く。あれは、一応好意だったりするのかなあ。四月一日が手に入れるもの、失ってしまうもの…ひまわりちゃんとの取り決めも、覚悟なくしては受け入れられないものだ。四月一日は強くなった、と思う。そしておでん屋の子狐くんはいつ出てきても可愛いv
読了日:04月29日 著者:CLAMP
×××HOLiC(18) (KCデラックス)×××HOLiC(18) (KCデラックス)
全巻再読中。四月一日と百目鬼に守られて、虹の橋を渡っていったあの子の【次】が幸福なものであるように。華押を決めるとき、鏡聴をして、小狼たちが現れる話が好き。侑子さんの記憶が世界を開いてくれたようで、この物語を読んでいて久しぶりに、胸の奥が温かくなった。さて、残るは1冊…。
読了日:04月30日 著者:CLAMP
×××HOLiC(19) (KCデラックス)×××HOLiC(19) (KCデラックス)
再読最終巻。終始夢現な1冊は、いつの間にか時間が加速してしまっていて、呆然とする。侑子さんの夢、解き放たれた鳥。でも目覚めた四月一日は、大事な人たちとの別離を何度も経験しているし、今更籠を出て何処へ行けるだろう?【続き】を予感させるような、16巻の蝶が羽ばたいていく頁をなぞったラスト3頁の余韻が心を離れない。百目鬼の子孫に残された卵の使い道は多分【忘却】、でも四月一日は絶対にそれを望まないのだろう。最後に、タイトルの『ホリッ【ク・ロウ】』のオトがわざとだとしたら、CLAMP先生ってすごいよ…。
読了日:04月30日 著者:CLAMP

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

# by mintgarden2004 | 2012-05-02 21:13 | 仮想図書館 | Trackback | Comments(0)

2012年4月度 読書メーターまとめ(1)

 4月は漫画も小説も再読祭り!でした。
 あと、妖怪やら幽霊やら、異世界交信モノに偏った読書でした(^_^;)

4月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:5816ページ
ナイス数:51ナイス

いっしょにねようよ 1 (花とゆめCOMICS)いっしょにねようよ 1 (花とゆめCOMICS)
最終巻まで通しで再読計画発動中。【見えないもの(古白の表情、或いは一子目線でのこども)】を【描く】手法が素晴らしい。「罰とは望まない不幸でなければならないものだもの」「他人の真実が時に受け入れがたいものだってこと知っていれば 大抵のことは乗り越えられるさ」って、古白はどんな表情で言ってたんだろう。登場人物それぞれが抱える“心の闇”を感じる始まりの巻なのに、みんなそれぞれに優しくて、読んでて泣きたくなった。
読了日:04月02日 著者:高尾滋
いっしょにねようよ 2 (花とゆめCOMICS)いっしょにねようよ 2 (花とゆめCOMICS)
再読。古白と一子のパーソナルスペースが狭いのは、二人とも淋しいこどもだったせいかな。唐突に挟まった古白の過去編はびっっっくりするほど怖くて(虐待と言うか、ネグレクト?も、霊感も)、おまけにこどもの頃の古白もうすら寒いんだけど、「笑顔が好きだったんだ 笑っててほしかったんだ」という言葉が巡り巡って、「あのこ(一子)が笑うと 胸がほわっとする」理由になるのかと思うと、なんだかせつない。あと、直哉の懐の深さは並外れていると思う…。
読了日:04月02日 著者:高尾滋
いっしょにねようよ 3 (花とゆめCOMICS)いっしょにねようよ 3 (花とゆめCOMICS)
再読。この巻は素直に笑えるシーンが多くてほっとする。努のモテっぷりにメラメラしている直哉&健、熟女好みの健vsピチピチ好きな直哉…なんか意外?な素顔を見て、男って!!と思ったワ(笑)ことばで語り過ぎないところ、古白の喜怒哀楽の表情が(表情が出ない面を被っているにも関わらず)豊かなところ、一子の放つ本質を貫くことば…読む返すたびに理解が変わる、この不思議。最後の最後、「けれどお説教は別」の頁が大好きw
読了日:04月03日 著者:高尾滋
ホリー・ガーデン (新潮文庫)ホリー・ガーデン (新潮文庫)
再読(果歩と同じく、暗誦することができる位何度も読み返している一冊)。いつ・どこで読んでも、五感に豊かな世界に没入できるのがこの物語の魅力で、心がザワザワと落ち着かない時に決まって、時間をかけて読みたくなる。むかし、中野のような彼氏が欲しいと思ったものだけれど、いまは、中野のような人になりたい、と思う。中野の善良、中野のカインドネス---「神様みたい」になりたい訳ではないのだけれど。
読了日:04月07日 著者:江國 香織
いっしょにねようよ 4 (花とゆめCOMICS)いっしょにねようよ 4 (花とゆめCOMICS)
再読。この巻はやっぱり怖くて(九鬼の歪んだ性格と、古白の容赦ない報復の両方が)気持ちが萎えるので、読み通すのにエネルギーが必要だ。「(九鬼の)ターゲットがぼくだけなら 問題なくない?」という言葉は、裏返せば一子が巻き込まれなければこれから先も黙ってたってことだし、母親の無能を隠し通す覚悟もあったことを思えば、古白の自己犠牲の精神や捩じれた愛情って、本人にも周囲にも重いよねえ。そんな古白に真正面から挑み、踏みつける一子ちゃんの心意気や良し(でもやっぱ距離感近すぎないか?)。
読了日:04月08日 著者:高尾滋
いっしょにねようよ 5 (花とゆめCOMICS)いっしょにねようよ 5 (花とゆめCOMICS)
再読。これまでふつーにスケベ(笑)でしかなかったトムくんの株、赤丸急上昇な巻。だけど、一子のトラウマが蒸し返され、その流れから「古白を理解したい」発言が出たのなら、もう努に勝ち目はなかったんだなぁ。それにしても古白、だいぶ最初の方から一子好き好きアピール激しかった(し、じゃれつきまくってた)のに、まだ恋の自覚がなかったなんて!どんだけ奥手なの。直哉じゃなくても赤面してまうわ…。そして霊障と古白に見えてしまうものは、ふつーに尋常じゃなく怖かった……!!
読了日:04月08日 著者:高尾滋
いっしょにねようよ 6 (花とゆめCOMICS)いっしょにねようよ 6 (花とゆめCOMICS)
再読終了。「不幸なんてつまんないよ…!」とか「資本には信頼だって含まれるんだ……」とか「毎日幸せだっていいんだよ」とか、お面外して母と決別した古白の素顔とか、家を探し続ける努と一子の双方への理解とか、古白が花文字で努の信頼を勝ち取るところとか、名科白&名シーンがぎゅっと詰まってるなあ、と改めて。直哉の想いは【解かれるのを望まない謎】で、顧みれば最初の方の巻で健が春香にやたら絡んでいたりして、フラグも納得できるのカモ?既存のラブコメには嵌らない、一種独特な作品だったと思う。
読了日:04月08日 著者:高尾滋
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
初読みは数年前。【高校生たちが一昼夜ただ歩くだけの物語】に魂を鷲摑みにされ、深夜までかかって一気読みした記憶が生々しい。今回も読んでいる間ずっと郷愁の海を彷徨い、誰かが隣にいるみたいな、温かで安心な気持ちでラストの夜明けを迎えることができた(中学時代、毎冬地獄を見た15㎞マラソンを思い出すので、歩行祭は全然羨ましくないけど!)。作中で忍が言うように「タイミングを逃さず」高校時代に出会っておくべき物語(と思う)。余談だが、この本の前に読んだ江國香織の『ホリー・ガーデン』と【甲田】で繋がったぜOH!
読了日:04月12日 著者:恩田 陸
家守綺譚 (新潮文庫)家守綺譚 (新潮文庫)
此方と彼方とを結ぶ水辺の家での春夏秋冬は、おもしろうてやがておそろし。語り手・綿貫征四郎が、サルスベリに懸想されても、狸に化かされても、小鬼に行きあっても、揺るぎなくのほほんと受け入れていることに救われるような…ひやりとするような。最終章の「葡萄」、征四郎が「私は、帰らねばならんのです。」と言い切るくだりと、葡萄を食べた高堂への理解は、切なすぎて胸が痛む。『村田エフェンディ滞土録』、エッセイ集『水辺にて』読了後の再読で、この物語世界はより深くなった。
読了日:04月18日 著者:梨木 香歩

# by mintgarden2004 | 2012-05-02 21:10 | 仮想図書館 | Trackback | Comments(0)

2R、ファイッ!

 去年のこの頃から通い続けているのに、なかなか縁が切れない歯医者。
 1ヶ月に一度の定期健診で様子見をしていた右下の奥歯、痛みがとれないどころか、最近は歯磨きの水(=常温の水)が刺激になって、シクシク痛む。
 これは放置しても良くなる気がしないわ…orz と観念して、再治療をお願いしました。
 いよいよ第二ラウンド開始です(^_^;)

 早速(?)、麻酔打って、詰め物とって消毒して…と。
 神経を触るので仕方ないとは思うんだけど、平日の19:00以降に麻酔されると、数時間は食事ができないので本当に困る!
 洗濯したり、家計簿つけたり、風呂に湯をはったり、思いつく限りの時間潰しをしたけれど、22:00を過ぎたあたりで「明日仕事あるのに、これ以上は待てないっしょ!」と、若干痺れの残っている状態で食事を敢行。
 したら、ほっぺたの内側噛み(まくり)ました……(;_;)
 う~ん、危ないのは判ってたので、気をつけてたんだけどな(^_^;)甘かったゼ。
 お風呂入ってる間に麻酔は切れたけど、今度は血流が良くなったせいでじんわり痛いしさ!(現在進行形)

 晴れて歯医者通いから解放される日はいつになるのかのぅ…よぼよぼ。

# by mintgarden2004 | 2012-05-01 23:48 | 身辺素描 | Trackback | Comments(0)

ZABADAK「ひと」ツアー 2011(辻褄合わせ2011・その2)

 頓挫していた2011年の辻褄合わせを、ZABZDAK(=吉良知彦さん)のデビュー25周年ライヴから1年を迎えようとしている今、しれっと更新したらば顰蹙かしらん?←はぁ?今更何ゆってんの?と自らツッコミ入れては凹んでいるので、どうかそっとしておいてやってね(;_;)
 だいぶ記憶が怪しくなっている(日記つけてるけど感動が劣化するのは仕方がない、っつか、「だからさっさと書け!きりきり書いてしまえ!」ちゅうことやね…)ので、サクサク行きますえ~。

 デビュー25周年おめでとうございました!のZABADAKライヴは、ちょうど1年ほど前(マジで…orz)で、記録&記憶によれば新譜『ひと』ツアーの初日。蛇足ながら、この次の東京公演が楽日…それってツアーって言うの?とは言いっこなしの方向で…(^_^;)
 オイラ、ZABADAKのライヴはこの時点で約半年ぶりだったんだけど、新譜リリース後、且つバンド編成のライヴは、前作『平行世界』以来ほぼ2年ぶりだった、らしい。時間が経つのはムニャモニャヘニャ(^_^;)因みに、前回のレポートはコチラ
 そして、デビュー25周年だからという訳ではないのでしょうが、これまで作詞、ヴォーカル・コーラス&諸々の楽器でZABADAKの音楽に参加されてきた、吉良さんの奥さまでもある小峰公子さんのZABADAK正式加入がアナウンスされてます。が、ファンにとっては「え、今更?」だったかも。なんか、小峰さん込みでZABADAK、が既に共通認識だった気がするので!

 さて、この日のサポートメンバーは、Key:難波弘之さん、Dr:楠均さん、B:吉田誠さん、G:青木孝明さん。
 私的には、遊佐未森さんのサポートもされてる楠さんの参加がすんごく嬉しいぞ

 Gargoyleで、メンバー登場。みなさん黒×白を組み合わせた衣装で、So Cool
 1曲目・2曲目は新譜と同じ並びで、つまさきから向こう側無限の中のどのあたり。色々あって心折れかけてたオイラ、「いやいや、ライヴでは泣くまいぞ」と思ってたのに、2曲目にしてあっさり玉砕したことが鮮明に思い出されるわ…(^_^;)
 いや、泣くような詞やメロディでは決してない(と思う)んだけど、なんだろう、熱のこもった演奏に心臓撃ち抜かれての落涙、というのが一番近いかな。
 目に見えない、でも眩しいステージ上からまっすぐにやって来る“なにか”を肌で感じて、頭や心で考えるよりも一瞬だけ早く体が反応して、ぽろりと零れる―――そんな静かな涙。
 慌てて涙ぬぐってる間に(笑)Still I’m fine
 小峰さんヴォーカル曲が続けて2曲。この空で会えるようは、メロディは聞き覚えがあるのに詞が初めて…??帰宅して検索かけたら、オリジナルは『LIFE』というアルバムに中国語Verで収録されてた。納得。
 Birthdayは、珍しくも吉良さんがギターを置いて、Tin Whistleを吹いてらした!遠目からでも手が震えてらしたんだけど、あれはギター弾きの後遺症だったのか、一人笛で緊張してらしたのかは、永遠の謎、ということで(笑)
 続くひとつの事件ひと、ギターソロで吉良さんがノリノリ!の渾身プレイで、ちょっとビックリ(^_^;)これまでライヴは何度も観てきたけど、ステージの中央で前のめりな演奏をされる吉良さんってあまり記憶にないんだけどな、って。でも熱すぎる声と演奏はすっごく恰好良かった
 冷たい夜には、作詞の小峰さん曰く「舞台用に書いた、寄ってたかって兵士を慰める曲」だそう。この曲の詞には東北の津波被害を彷彿とさせるフレーズがあり、「当たって欲しくない予言になってしまって、今、歌っていいのかどうか迷いました」と仰ってましたが、まるで被災地へ届けようとするみたいな朗々と伸びてゆく声がとても素晴らしかった。歌いきったあとの「ありがとうございました」というほんとに小さな呟きが、今も印象に残っている。
 「次の曲はやりたくないので、メンバー紹介を」という吉良さんのMCで客席は爆笑。ええ、アレですよね、インストゥルメンタルで12分半もある水の行方(笑)ワルツになったり、変拍子になったり、変調したり…小峰さんに至っては笛吹いたり、鉄琴叩いたり、アコーディオン弾いたり、あまつさえ歌ったり!で、間近で見ていた方もハラハラっす~!
 曲が無事に終わった吉良さんによると「自分が何拍子やってるか考えてはいけない」そうで。でも「このメンバーでいつかインストゥルメンタルだけのライヴやりたい」とか、マゾ的発言が…演奏終わったら言ったもん勝ちですね、吉良さん(笑)
 また2曲小峰さんヴォーカル曲、星ぬ浜光の庭で。後者は、いつ聴いても女神的な、祈りに満ちた歌だなぁ、としみじみ。
 遠い音楽は、吉良さん、小峰さん、青木さん、楠さんの4人編成でしっとりと。この曲は、どんなアレンジをしてもほんまにええわ……!(T-T)
 「第3コーナーを回ったところで(吉良さん談)」、月と金星おかえり四月の風
 Airportは旅に出る友達の無事を祈る曲なんだけど、元は飲みの席で何の肝だかわからない~ だけど美味しいね~という歌い出しで出来た曲だとか(^_^;)小峰さんの「詞、書きづらかった!」って合いの手も、さもありなん(笑)
 ギターの重々しい前奏が印象的な人形たちの永い午睡
 ラストは、Easy Going―――吉良さんが腕を振りあげ、「立って!」の合図を下さったので、オールスタンディングでの幕切れと相成りました~。

 アンコールは、デビューアルバム1曲目のPoland。メロディを奏でるもの悲しいリコーダーの音色も、重なっていくギターの音色も、「ハッ!」というかけ声(?)でさえも懐かしく、いつまでも新しい。
 ZABADAKの“これから”が、くっきりと見えるような音だった。

 この日のステージは全体的にロック色が濃いイメージなんだけれど、曲目を見直してみると、ちゃんとバラードしっとり系も散りばめられてて、バランスのとれた選曲なんだよね。
 きっと、吉良さんのプレイが本っ当に熱かったからなんじゃないかしら、と改めて思う。
 あ、オイラの席がスピーカーの真横だったせいもあるような?(^_^;)
 声も音もド迫力だったし、楠さんが叩くシンバルの細かな震えがやけに目に焼きついた不思議体験も良しとするけど。
 あのさ、音ってさ、本当に空気を振動させてできる衝撃波なんスよね!テーブルに置いてたワインが波立ってたり、ドラムの低音で心臓が痛くなったりして、けっこうヤバイ形で実感しちゃったよ?おまけにライヴ後、二日くらい耳が聞こえにくくて、ちょっとビビったりもしたよ…orz

 ライヴは一期一会のものだし、わくわくできるうちに何度でも足を運びたい。
 ---そんなふうに、大好きな音楽と共に在った去年の春の一日の話でした。


ツアーパンフと共に、ギターのピック、人生4枚目をゲット!(笑)

# by mintgarden2004 | 2012-04-28 17:09 | 音楽博物館 | Trackback | Comments(0)

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